[日時] 平成31年3月11日
[講師] 馬 栄華さん(ま えいか)
長崎県産業支援センター1階会議室
平成31年3月11日(月)、18時30分より県人クラブ1階で春の講演会を開催しました。
講師は、東京エレベーター(株)社長の馬栄華(ま えいか)さんにお願いしました。
中国遼寧省大連市のご出身の馬栄華さんは、1988年大学4年生の時に来日、1990年早稲田大学法学部に入学、1996年に中国弁護士資格を取得、1997年日本で東京エレベーター(株)を設立し、2004年に代表取締役に就任。一方、日中ビジネスを熟知する中国弁護士として多方面で活躍されています。
今回は「過酷な中国での幼少期 ~来日し起業そして新生アジア結成~」と題して、逆境を乗り越えてこられた様々なエピソードをお話して頂きました。
【講演会の様子】
▲藤島事務局長より、馬栄華さんの経歴が紹介されました。
▲馬栄華さんの自己紹介。「まぁ、ええか?」で、たいてい覚えて頂けます。
会場はユーモア溢れるお話しで、あっという間に和やかになりました。
▲来日後、起業したエレベーター保守のビジネスが軌道にのったのは、新しいビジネススタイルの取材記事が朝刊紙面に掲載されたことがきっかけ。2015年からは日経電子版ビジネスリーダーの人気コラム「経営者ブログ」への連載も始まりました。
▲自著「逃げ切る力」の冒頭「はじめに」より、8歳の自分に宛てて書いた手紙(文章)の一節を紹介して頂きました。「・・・小麗、あなたはよく頑張ったね よく続けてきたね 8歳のときの夢をかなえられたね・・・」
たいへんだった幼少期、女性の壁、外国人の壁、文化や規制の壁、多くの逆境に立ち向かってきた波乱万丈の半生が披露されました。
▲多くの会員の方々が馬栄華さんの波乱万丈のエピソードに引き込まれ、熱心に聞き入っています。
▲大好評だった日経電子版「経営者ブログ」の連載を単行本化、日本経済新聞社から出版されています。
▲これからの取組の一つは、ボランティア活動です。国や人種や男女などの壁がない新しいアジア作りを支援していきます。
▲長崎倶楽部No.51巻頭インタビューに登場して頂いた市川雅夫さん(アイティーアイ(株)会長)の挨拶・乾杯で懇親会が始まりました。
▲馬栄華さんのひいおじいさん(曾祖父)は日本と貿易をしていた商売人で、長崎に豚やトウモロコシを運び当時人気の蓄音機を持ち帰ったとか。栄華さんの知り合いにも長崎の方々が多い、これも運命でしょう。会員の皆さんにも大連で生まれた方や大連を訪れた方々も多くいて、大いに盛り上がりました。
(撮影:村田輝夫)